型枠解体ってなに?

”解体するのは建物じゃない⁉”

・型枠を剥がす作業
・型枠は壊れやすいけど、再利用
・街をつくる仕事


 型枠工事は、マンションなどのコンクリートの建物を造る上でとても重要な工事の一つです。そんな型枠工事の工程の一部に型枠解体という作業があります。

 マンションって、どうやってカタチを作るか知ってますか?
 例えて言うとプリンです。だれでもやったことがあるはずの、プッチンして綺麗にお皿に出すあれです。建物のカタチに組み立てられたカタの中に一晩置くと固まる生コンクリートを流し込み、コンクリートが固まったらバールを使ってカタを剥がします。このカタこそが型枠で、このカタをコンクリートから剥がす仕事が型枠解体。
 ね、プリンでしょ?

 型枠は建物に合わせて様々な大きさ、カタチの物をミリ単位で正確に組み合わせてあります。この型枠同士にほぼ隙間がないので、固まったコンクリートから剥がすにはバールを使って相当な負荷をかけなければいけません。
 ところが型枠は木材であることがほとんどの為、こねる場所や力加減を間違うと簡単に壊れます。
 しかし世の中プリンのようには甘くなく、型枠は再利用が基本。型枠を壊さないように慎重かつ力強く作業することが必要なんです。

 型枠解体は家を壊す仕事ではなく、プリンを作る仕事でもなく、マンションを建てて街をつくる仕事です。

”危なくてキツイ”

・重たい物が多く重労働
・型枠解体エリアは立ち入り禁止
・夏は高温多湿で熱中症も

 型枠資材は重たい物ばかりで重労働。そればかりか、作業手順を誤ると資材が不意に上から落ちてくることもあります。(中には笑えないくらいの物も…)
 薄暗い中や狭いスペースでの作業が多く、型枠から飛び出た釘に引っ掛かったり、時には踏んでしまったりすることもあります。
 そのほかにも危険な作業が多いので、型枠解体作業エリアには解体作業員以外の立ち入りは禁止と現場ルールで決められています。

 また、夏場はコンクリートが固まる際に発生する熱で信じられないくらい高温多湿になる最も過酷な時期です。大量に汗をかくので20~30分ごとの水分・塩分補給は欠かせません。空調服という小型扇風機付きの特殊な作業服を着て熱中症にならないよう万全の対策をして作業します。

”型枠解体のやりがい”

・味わったことのない感触
・協力してやり遂げる感動
・幸せや笑顔につながる仕事


 危なくてキツイ。そんな仕事を続けているのはなぜでしょう?
 その理由のひとつは純粋に作業自体が楽しいからです。型枠を剥がす瞬間の感触は他では味わえない特別なもの。例えば、魚釣りで魚が掛かった時の手に伝わってくる感触って他にないですよね?あれと同じで、まさに体験してみないとわからない感触なんですよ。(気持ちいい)

 比較的単純な作業が多いですが、職人さんひとりひとりの作業方法や技術には細かな違いがあります。ところが、一人ではできない作業が多くて、仲間と協力して仕事を進める必要があるんです。事前に打ち合わせてそれぞれが自分の役割を果たしながら、時には手を貸し助け合って難しい作業をやり遂げた時、それはもう最高級の感動な訳です。

 それに、天気のいい日に外で体を動かす心地よさ、爽快感。これは人類になくてはならないものですよね。

 そして最後はこれなんですが、自分たちの仕事によってつくられる街に人が暮らし、笑顔や幸せが生まれていく。これ以上のやりがいなんてなにもいらないくらい大きなやりがいです。

いかがですか?型枠解体のことを少しわかっていただけたでしょうか?
『へー、いろんな仕事があるんだな』と感心していただいた方、『実際にどんな人が働いているの?』や『河津工業はどんな会社なの?』というかたはこちらもどうぞ社員インタビュー